2017年02月23日
かつては、お通夜は喪服を着用せず地味な平服で良いとされていましたが、現代のお通夜は、故人と最後の別れの場になってきており、喪服やブラックフォーマル着用が一般的です。女性の場合、肌を露出させることはマナー違反で、黒いストッキング着用に光沢のない黒い靴、メイクや髪形は派手にせず自然に、マニキュアも色に気を付け、アクセサリーは涙を連想させるパールのネックレスをするのが一般的です。
また、身に着けてはいけないものとして、殺生を連想させる毛皮や革製品もマナー違反です。コートはもちろんマフラーや手袋の小さい物も毛皮は避けなければなりません。さらに、参列者の場合、遺族や親族よりも格式が上の喪服を着てはならないとされ、和服は避けた方が良く、喪章も親族が身に着けるものなので着けてはなりません。突然の訃報で衝撃や悲しみを受ける中でも、服装マナーにしっかり気を配り、相応しい服装をすることこそが、故人を偲び親族と悲しみを共有することに繋がります。
適切でない服装によって、常識のない人という評価や親族に迷惑を掛けることにも繋がるので、悲しみの中でも服装マナーをしっかり守り、葬儀やお通夜に参列し謹んで故人を偲びましょう。
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