2017年09月25日
葬式ではありとあらゆるシーンで挨拶をすることになりますが、お通夜でも必要となります。喪主となれば仕方は頭を悩ませるポイントとなりますが、通夜のあとに会葬者に対して謝辞を述べることが一般的であり、通夜振る舞いの前か後かなど考えておかなくてはならないことはたくさんあります。
伝えるべきこととしては、参列者に対して弔問に来てくれたことへのお礼と故人がお世話になったことへのお礼を伝えることが基本です。伝えたいあまり長く話してしまうという人もいますが、長くなると参列者の負担も大きくなってしまうので簡潔にまとめるようにし、落ち着いて聞き取りやすいように話しましょう。
葬儀を執り行うことは急遽になることも多く、気持ちの整理がつかず悲しみのあまり言葉にならないという時には、無理に喪主が挨拶をする必要はありません。参列者もそのことは理解しているので、批判されるようなこともないのではないでしょうか。
内容を覚えることができないという時にはメモをもって話しても問題はありません。参列者という立場になった際には、遺族に対して挨拶をしたいと考えるのは当然のことですが、軽く会釈をする程度にしておくというのも心遣いといえます。
日頃取り行ったり参加する機会は、そう頻繁にあることではないのでマナーで頭を悩ませることになりますが、故人を亡くした悲しみは参列者みんなが持っているものなので、見送る心と感謝を忘れないようにしておくことが第一です。